桶絞りとは🧐

皆さま、こんにちは♪
本日は畑佐がお届けいたします🖋
緊急事態宣言も開けてしばらく落ち着いているので
久しぶりに岩盤浴にでも行こうかなと計画中です🥴

さて今回はブログにも度々出てくる「桶絞り」についてご紹介いたします🌟
桶絞りとは絞りの中でも桶を使って絞る技法のことを言います💡
このお写真は桶絞りが有名な「青柳」というメーカーが作った振袖です!
この青柳と川平屋は古くからのお付き合いがあるため、
今年の4月に産地研修にお邪魔させていただくことが出来ました🙌🏻
その時に学んだ桶絞りの製作工程を今回はお伝えします(*´︶`*)

先程の振袖の写真を見て、
どの部分が桶絞りか分かった方はいますでしょうか?
ちなみにどの部分かと言うと…

茶色と抹茶色の雲みたいな形をしている部分が桶絞りです✨
桶といえば曲線で、曲線しか描けなさそうですが実は直線も描けちゃうんです😳
桶絞りの中でも直線の方が難しく、技術がいるそうです💪🏻

ではさっそく桶絞りの工程をご紹介いたします👐🏻
まず図案をもとに染める部分と、染めない部分を確認をします!
そして染めない部分は桶の中に、染める部分は桶の外に出るように
1針1針丁寧に桶に沿って縫っていきます。

この桶は普通の桶とは違い底がない、筒状になっています😳
ですので反対側も同じ作業をして絞り終わったら、
蓋をして更に上から固定をします。

いよいよ染めの工程に入っていきます(*´꒳`*)
染料の入っているシンクに桶をいれ全体がムラなく染まるよう、
桶を何度も染料の中で揺らしたり、上下の向きを変えたりします。
ちなみにこの桶の重さは25kgもあるそうです🙀
また染料の温度は90℃~98℃‼︎
とても熱いので手袋を2重にして手袋と手袋の間に水を入れて、
火傷をしない工夫がされています😮
染料につけた後は、酢酸の入ったお湯に桶をいれ
色が落ちないようにする「色止め」という工程をします。
工房の中は酢酸の匂いが凄くしていました(*´-`)
色止めをした後は水で酢酸で洗い流し、いよいよ蓋を取っていきます🤗

固定していたものを取って蓋を取ると…
このように外側だけが綺麗に染まってます💕
実際に見ましたが、びっくりするぐらいに中に色が染みておらず
桶の外だけが染まっている状態でした🙌🏻
この後染まり具合を確認しながら1番最初の工程で絞った部分を
解きながら染料を流していきます。
この絞りがとても硬く握力が全くない私だと解くことが出来ませんでした😢
1工程で1色しか染められないので、何色もある場合は
色の数だけ同じ工程を繰り返し行います😊

以上がおもな桶絞りの製作工程でした✨
青柳は当店でも人気なメーカーな為多数お取り扱いがあります。
もちろんなかには桶絞りを使った振袖もありますよ🥰

川平屋 名古屋栄店

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